ピアノの練習になぜ歌うことが必要なのか
残念なことに、楽譜を見て、それを何とか音にしていくことが
「ピアノを弾く」ということだと思っている方々もあり、
そういうお子さんは、
自分の音を全く聴いておらず、
指を動かすだけで精一杯、
音楽的に歌うということからは無縁となってしまいます。
そうならないように、幼児期から指導していくことが大切です。
まず、音を聴く。
その体験が充分にできていれば、
「聴いたように歌う」
「感じたように歌う」
こともできるようになります。
次に、
音の気持ちになって自然に歌えるようなる。
そうすれば、
その歌い方をそっくり楽器に置き換えるだけで、
音楽的な演奏ができるようになるのです。
当教室の2歳からの「プレ・ピアノコース」では、
お子さんが新しい音に出逢うときには、
「聴いて、歌って、書く、読む」という順番で音を覚えていきます。
そうすると、
みんな、ピアノを弾く前から
スラスラと音が読めて、
歌えて、
表現意欲を持ちながら育ちます。
また、
聴いた音が書けるので、
当然のように音符が読めるようになりますし、
頭の中で聴こえた音を書く「作曲」という行為が、
とても身近なものになっていくのです。
このように、
歌うことは、身体という楽器を使って
音楽を表現することです。
楽器の練習において歌うことは大切だとわかってはいても、
実際にレッスンで歌わせることや、
たとえ歌わせたとしても、
音名やリズムの確認のためという場合がほとんどで、
音楽表現のために歌うことをレッスンしている教室は少ないと聞きます。
歌うようにピアノを演奏するためには、
実際に歌うことが必要なのです。
「プレ・ピアノコース」の幼児さんには、
このことを
特に大事にしています。
「可能性を開花させる教室」
大野城市瓦田 ピアノ・エレクトーンの音楽教室 下田ミュージックスクール