ピアノの歴史について思うこと

最近のピアノが様々な事情でプラスチックになったり、

電子化して行くのは時代の流れとすれば、

仕方ない事なのかも知れませんね。

 

ピアノの歴史は300年と言います。

 

最初イタリアのチェンバロ製作者が弦を爪で弾いていたものを、

皮を木に巻きつけたハンマーで叩く仕掛けにしたのが

ピアノの始まりとされております。

 

モーツアルトもピアノを使い始めるのは人生の後半といいます。

 

ベートーヴェンになって、鍵盤の数も増え、

内容も急速に進歩して行ったようです。

 

間もなくショパンやリストの時代を迎えます。

それは、イギリスから始まった産業革命が欧州に広がって

いった時代です。

 

既にピアノの誕生から150年を経ておりました。

 

音域は、最初61鍵から始まり、両側へ次第に広めていきました。

 

と同時に音量も求められたようです。

 

それはピアノという楽器が「弦の張力」との戦いの

歴史であったことを意味します。

 

つまり部材が全て木では、余程大きな材料を用いない限り

その張力に耐えられなくなります。

 

強度を保ちつつ軽くする為に鋳鉄が用いられるようになったのです。

 

今の電子ピアノとは真逆の

「おおがかりな」構造へと進化したのです。

 

 

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