ピアノという名前

ピアノという楽器の名前は短くてシンプルですが、

 

元々はとても長い名前だったことをご存じですか?

 

その名も「クラヴィチェンバロ・コル・ピアノ・エ・フォルテ」といいます。

 

これはイタリア語で、

日本語に訳すと「強弱がつけられるクラヴィチェンバロ」という意味になります。

 

 

クラヴィチェンバロは、

ピアノの祖先にあたる楽器で、

最初は強弱がつけられなかったそうです。

 

ですから、

その頃作曲された曲には強弱がつけられていません。

 

それがだんだん改良されていくうちに名前も略され、

 

「ピアノフォルテ」などを経て

 

現在の「ピアノ」になり、

 

強弱など豊かな表現ができるようになったそうです。

 

 

現在も、アンサンブル譜などでは略して「pf」と記されますし、

 

当教室の発表会のプログラムでも演奏楽器の欄で

 

ピアノは「ピアノフォルテ」を意味する「pf」、

 

エレクトーンは「EL」と記述しているのは

そういう理由があります。

 

 

 

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