レッスンでは、「素地を作ること」、
特に耳を作ることを第一に考えています。
例えば「ド」を覚えたら、
「ドは鍵盤のここだよ」と教えるだけでなく、
まず、一本線を書いて「ド」の音符を書く。
今度は、ピアノで先生が聴音のように「ドードードー」と弾いて、
「何回なったかな?」と質問。
生徒さんは「ド」を3個書く。
書けたら、「ドードードー」と歌う。
そして、その自分の書いた音符を見ながら、「ドードードー」と一人で弾く。
そこに、次は先生が伴奏をつけて、歌う、連弾するというように、
「ド」という1音から書いたり、歌ったり、弾いたりと色々な要素を掛け合わせて、
「ド」からの世界をどんどん広げていく。
これを何度も何度も繰り返し行いますが、
実は少しずつバージョンアップしていきます。
例えば、
「ドレミファソラシド」を高低を感じて歌う、
フォルテでうたうなど、
プラスアルファしていくことで、
様々な表現やタッチを習得し、
音楽用語なども覚えることができます。
幼児の場合は、丁寧に教えていけば必ず蓄積され、いずれ効果が表れてきます。
「悲しいね」「悲しい音で弾いてみよう」と言うと、
指を鍵盤にそっと置き、
本当に悲しげな音を出してくれるようになります。
「可能性を開花させる教室」
大野城市瓦田 ピアノ・エレクトーンの音楽教室 下田ミュージックスクール