心が演奏に投影

今日の中学生のレッスン

 

今練習している曲は心静かに、時に思い悩む感覚の趣を要する物なのに、何故か今日はハッピー・ルンルンのそんな明るい仕上がりに…。

「? ?」

流暢に滑らかに淀みなく弾き終わった彼女はニッコリ。

 

「ミスもほとんど無く弾き終えたね」

「はい、時間取れたから、いつもより練習できたんで」

 

彼女にとって今日はとびっきり嬉しいことがあったようです。

 

「今日のあなたの心はハッピー・ルンルンね。良い事あったでしょう」

「ううん … …」 はにかみながら…

「お母さんには内証にしてね。 今日、両想いになって」

「やったねー。 だから演奏も楽しく仕上がっているんだね」

「えぇ~、そんなに~バレバレなの? 恥ずかし~」

 

彼女の心がそのまま映し出され、自分の気持ちを乗せた演奏になってしまっていたのです。

 

楽しい曲を弾く時は、今日の彼女の様に、心はルンルン、心躍りながら笑顔で。

悲しい曲を弾く時は、今にも泣きそうな心、肩も丸め、顔の表情も。

 

彼女のお話が落ち着いたろころで、作曲者になりきり再演奏。

今度は無事に、合格になりました。

 

 

可能性を開花させる教室」

大野城市瓦田 ピアノ・エレクトーンの音楽教室 下田ミュージックスクール