褒めて育てるという教育が良いとされる考え方が広く言われています。
私も、褒めることを基本にしています。
自分に置き換えればわかりますが、褒められることによって、とても自信がついたり前向きになれます。
ただ、物事には「過ぎたるは及ばざるがごとし」と言われるように、 「とにかく褒める」とか「何でもいいから褒める」のは、逆効果のように思われます。
重要なのは、「褒めること」の負の面も認識しておくことです。
「褒めることは相手の自律心を阻害し、褒められることに依存する人間をつくり出してしまうこともある」ということが学説で言われています。
例えば、①「頑張らなくてもどうせ褒めてもらえるから本気でやらない」とか、②「褒められないんだったら、やらない」という方向に走らないとも限りません。
これらは、褒められることに依存し過ぎると、自律心を損ないかねないという事例です。
褒められることと、自らを律してコントロール出来ること、これを両立できるような人間に成長して欲しい。
そう願って、日々レッスンしています。