ピアノのおけいこ…親御さんのお子様との関わり方

 

親御さんがかつてピアノを習っていたり、音楽に関心や興味があり、家の中に音楽に馴染む雰囲気があるというのは、上達にとって大きなアドバンテージです。

 

 

 

まずピアノを始めるには、親御さんがその気になるということと、お子さんがやってみようかという気になることの両方が必要でしょう。

 

 

 

しかしその後は、親御さんが熱心であるほどうまくいくかというと必ずしもそうではないようです。

 

お子さんの間違いをすぐ指摘できるとか、何をどう弾くべきかわかっているということは、もちろんプラスの面もありますが、親は「待てない」気持ちになって、あれこれお話しされて、その結果お子さんのやる気や、自分で考えようとする気をそいでしまうということはよくあるものです。

 

 

 

かといって、放置や無関心はやっぱりよくありません。親に関心がなければ、ピアノの上達は厳しいでしょう。この辺の塩梅が本当に難しいところですね。

 

 

 

では、上達しているお子さんの親御さんはどういう接し方をされているか、これまでの経験からまとめてみると、

 

・預けた先生を信頼して、指導を委ねる。

 

・毎日家で練習することの大事さを理解させ、習慣づける。

 

・「練習する→弾けるようになる→楽しい 」を実感させる。

 

・親が音楽を楽しんでいる。

 

・親は子どもの成果に関心を持っているが、焦ってはいない。

 

・こどもが自分で感じる、考えるのをじっくり待つ。見守る。

 

・親は子供の良いところ、進んだところを本心からほめる。

 

 

 

といったところでしょうか。