おけいことしてピアノを選ぶ価値……その1(ピアノ指導者の存在意義)

今は、いろんなおけいこ事が増え、選択肢も増えていますね。

そんな中、いかにピアノのおけいこが人間形成に優れているかを伝えられるか、

そこに、われわれピアノ指導者の存在意義が問われているように思います。

 

人間性を培う上では、「根拠のある自信」というのが絶対に必要な要素です。

それがピアノのおけいこを通して得られるわけです。

 

つまり、ピアノのおけいこは、

①一つのことに(楽器)継続して取り組む→(継続性、努力)

②音楽という見えない問題に取り組む→(感性、問題解決能力)

③他者との関わりで自己を見つめる→(コミュニケーション能力、協調性、社会性)

 

という優れた特徴を持っています。

 

特に、①の「継続すること」は大きな自信になります。

ピアノは練習を一日しなかっただけで腕が落ちると言われるぐらい、継続的な練習が求められます。

 

10年もピアノを続けていれば、ある程度 「特技」といえる領域まで行けるでしょうし、

「続けてきた」という揺るぎない事実が、 何かあったときの強い拠りどころになると思います。