ピアノを習っている方にありがちなのは、「個性」を「自由気まま」に弾くこと
と思い違いされていることです。
書道家の武田双雲さんの個性的な書をご覧になった方も多いことでしょう。
あの素晴らしい書は、きちんと基本をマスターしているからのものです。
双雲さんは書道教室を営む母親から徹底的に基礎を教え込まれました。
ピアノも、基礎的な演奏技法や楽曲の様式感などの学習基盤を十分身に
つけているからこそ、「発展」や「発想」につながります。
やがて、その人の「個性」となり、光り輝くのです。