機械的で想像性に乏しい演奏で、満足していることが見受けられます。
これは、音楽の本質にかかわる問題です。
気持ちを外に出すことに臆病になっていたり、あるいは
表現しようとする気持ちが希薄であるなどが原因です。
情景が伝わってくるように、イメージがつかめる説明をすると、
はっと何かに気づいて驚くほど演奏が変わります。
このような表現力、感受性の問題では、本人がピアノや音楽以外の
ことにも興味を持って経験し、感じることが必要です。
すべてのことに心を開くことは、音楽としっかり向き合ことに
つながります。